40代サラリーマンの「なぜ生きる?」と七つの習慣

40代で「生きる意味」を知ったサラリーマンによる充実した生き方を求めての奮闘劇

第一話 えちけんの誕生と七つの習慣(0歳)~ナイストゥーミーチュー

2021年4月17日、一人の記録に残る人物が、過去に旅立った。

 

この物語は、その人物本人が過去にタイムスリップをし、今までの彼の生きざまについて、七つの習慣を切り口に紐解いたものである。

 

 

1.えちけんの歴史

ターーーイム、スリップ!!

 

1976年5月18日、大阪府のとある病院で一人の男の子が誕生した。

その名はえちけん。(本名じゃないよ)

 

まだ、七つの習慣との運命的な出会いは起こっていない。(そりゃそうだ)

 

えちけんの左足の内側のくるぶしの下に、小さな火傷の跡がある。

これは、彼の歴史を思い出す一番古い、形のあるメモリーである。

 

生まれて間もない頃、まだ病院で生活をしている時、彼をかわいがってくれていた(たぶん美しい)看護婦さんがいた。

彼女は、ある時誤って、グツグツと溶岩のように泡を生み出している、まさに沸騰したばかりのお湯が入っているヤカンを、その火傷の位置に当ててしまったようだ。

 

ヤカンが当たってほんの0.1秒後、エチケンの足の痛みが、この世に生をうけたばかりの体の中を、縦横無尽に張り巡っている新鮮な神経網を迷いもなく突き進み、彼の脳に届いた。

 

えちけんは泣いた。

 

まるで地球を振動させんとするかのように、持てる全生命エネルギーを開放して大声をあげて泣いた。

 

周りにいた人の中には、突然の轟音に、心臓が止まる0.1秒前のところでまで、生命を加速させてしまった者もいたであろう。

 

ある者は、状況が分からないまま、ただただ、苛立ち、

ある者は、想像で看護婦さんを責め、

ある者は、その場に駆け寄り、えちけんの腫れあがった部分を冷やそうとし、

 

突然のハプニングに遭遇した時、その人の心の中心を支配している「原理・原則」によって、様々な行動が発動する。

 

2.七つの習慣解説

さあ。ここで苛立った人は、第一の習慣を思い出そう。

 

「主体的になる」である。

 

反応的になってはいけない。

自分でコントロールできない出来事に、自分が唯一コントロールできる自分の心を委ねてはいけない。

 

想像で看護婦さんを責めてしまった人は、第五の習慣を思い出そう。

 

「理解してから理解される」である。

 

何故、このような事になってしまったのかを、彼女の心に直接耳を傾けて聞こう。

あなたが心の底から看護婦さんを理解しようという気持ちで、彼女の話を聞けば、彼女

はすべてを包み隠さず話してくれるであろう。

その話を聞いた後でも、あなたは彼女を責める気持ちが芽生えるであろうか。

 

素早くえちけんの足を冷やそうとしてしまった人は、第三の習慣に従って、重要事項を優先」してくれた。

 

44年後の今、改めて感謝する。

 

あなたとは、目に見えない無意識レベルのさらに深いレベルに張り巡っている、心のネットワークで繋がっている事であろう。

この感謝の気持ちは、いつか届くものと思っている。

 

そして、えちけんはそんな周りの人間ドラマを知る由もなく、深い眠りの楽園へと歩みだした。(いってきま~す)

 

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