第1の習慣~主体性を発揮する
こんにちは。えちけんです。
自分の人生を「意味のある」・「より充実した」ものとするため、今日も『七つの習慣』を使いこなしていきましょう。
今回は第1の習慣である「主体性を発揮する」についてです。
1.主体性を発揮するとは
1-1.自己責任の原則
主体性を発揮するためには、自己責任の原則に沿った行動が必要です。
自己責任とは、文字通り自分の行動に責任を持つことです。
人はある行動をする時に、選択の自由を持っています。
では、選択の自由について詳しく見ていきましょう。
1-1-1.選択の放棄をしていないか?
例えば、以下の例を想像してみて下さい。
AさんとBさんがいます。2人は今日、外でテニスをする約束をしていました。
でも、雨が降ってしまいました。今日は外でテニスをすることはできません。
Aさんはとてもガックリして、今日という一日をつまらなく感じて過ごしています。
一方、Bさんは次のAさんとのテニスの時までに、プロのビデオを見てもっとレベルアップしようと、楽しく過ごしています。
BさんはAさんと同じように、ガックリするという選択もできました。
でも、Aさんはその選択をしませんでした。
代わりに、雨という状況を受け入れて、有意義な一日を過ごすことを選択しました。
どちらの人生を選んだ方がいいでしょうか?
聞くまでもなくBさんの人生の方が素晴らしい人生になりそうです。
でも、人はAさんと同じ選択をしてしまいます。
本来、ガックリと落ち込むという選択を、自らしようとは思う人は、なかなかいません。
では、なぜガックリと落ち込んでしまうのでしょうか。
それは、自分で選択する事を放棄しているからだと想像できます。
1-1-2.自分の行動を周りのせいにしていないか?
次に以下の例を想像してみて下さい。長く続く組織の中で、よく見る光景です。
新人のAさんが3年先輩のBさんに聞きました。
Aさん「B先輩、なぜこの書類を提出するんですか?」
B先輩「えっ、昔からきまっているから。」
Aさん「でも必要ない書類ですよね。提出しても誰もみてないようですよ。」
B先輩「でも、俺はずっと提出してきたよ。」
B先輩は、書類をなぜ提出するかという事を考えずに、昔から決まっているからという理由で書類を提出するという行動をしています。
これは、自分の行動を周囲の環境のせいにしています。
ここに自分で行動を選択するという自己責任の原則はどこにも含まれていません。
1-2.率先力の原則
主体性を発揮するためには、率先力の原則に沿った行動が必要です。
率先力とは自分が影響を与えられることは何かを考えて行動に移す事です。
では、これを影響の輪と関心の輪という考え方で理解していきましょう。
1-2-1.影響の輪と関心の輪
影響の輪とは自分が直接影響を与える事ができる事です。
関心の輪とは、自分が直接影響を与える事が出来ない事です。
例えば、おかしいと思う会社の規則があったとします。
ただの従業員の人が、いくら規則がおかしいと思っても、直接規則を変える事はできません。
ここで「規則を変える」が関心の輪の事になります。
では、この関心の輪の出来事を影響の輪にするためにはどうすればいいでしょうか。
ただの従業員が会社の規則を変えるために何ができるかを考えていけばいいのです。
①会社の規則を直接変える事ができる立場に昇進する。
②従業員の署名を集めて、会社上層部に規則の変更を提言する。
どちらの方法を選択するかは、その人次第です。
1-2-2.反応的な生き方と主体的な生き方
関心の輪に執着する人は、反応的な生き方の人と言います。
今回の例のように、会社の規則の悪い点ばかり言って、行動に移さない人です。
このような人は、消極的なエネルギーを生み出し、影響の輪がどんどん小さくなっていきます。
その結果、自分で影響できる範囲がなくなり、つまらない人生になってしまいます。
一方、影響の輪に執着する人は、主体的な生き方の人と言います。
上で述べた選択肢を自ら選択して行動に移す人です。
積極的なエネルギーを生み出し、影響の輪がどんどん大きくなっていきます。
その結果、自分で影響できる範囲が多くなり、自分で人生を作り上げる事ができます。
どちらの人が、素晴らしい人生になるでしょうか。
言うまでもないですね。
2.まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分の人生は自分で選択をしていく。
この時、自分が直接影響できる行動を選択していく。
この選択を繰り返す事で、自分の影響できる範囲がどんどん大きくなっていく。
最終的には、自分の人生を自分の思うように創り上げる事ができるということにつながっていきます。
さあ、まずは以下の手順で進めてみてはいかがでしょうか。
- Step1 いつも周りのせいにしている事を書き出す。
- Step2 その中で、一番良くあることをピックアップする。
- Step3 選んだ事で、影響の輪の範囲で行動できる事を考える。
- Step4 影響の輪の範囲で行動する。
最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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